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2004年2月28日(土)  検査結果−猫白血病ウイルス保持

再びドリスを訪ね、猫白血病ウイルス(FeLV)を持っているかどうかを検査。これはその場で検査結果が出るもので、赤いラインが一本だったら「陰性」、二本だったら「陽性」というもの。ちょっと妊娠検査薬を思い出してしまいました。すぐに一本ラインが浮き上がってきたものの、もう一本は反応なし。「たぶん、陰性ね。陽性だったらもっと若い頃に発病してたかもね。そうでなければものすごく強くて、今まで封じ込めてたか・・。でもピッピが陽性だったらチャッチャもだろうけど、チャッチャは発病してないし、やっぱり陰性だろうね。」ということで、みんなホッとして診察を終えました。初めて良い方の結果が出たのです。

ところが、支払いを待っていると、ドリスが待合室に来て、「見て!」と、さっきのプラスチックを目の前に差し出しました。二本目にうっすらとピンクのラインが出ているのです。「はっきりはしないけど、ウイルスがあるかないかはイエスかノーなの。中間ってないのよ、わかる?。だから色ははっきりしないけどラインが出た以上、私は陽性として扱うわ。」 私も同感でした。答えは「イエス」、「陽性」です。再び悪い方の結果に、しょんぼり帰宅。    


2004年2月27日(金) 検査結果−悪性リンパ腫

ドリスが電話で検査結果を教えてくれ、悪性リンパ腫だということがわかりました。"malignant"(=悪性)という言葉を聞いて、「フランス語みたいだな〜」と、ぼんやり思っていました。"C'est pas mal."(=Not bad) は褒め言葉だったのに・・・。今は本当に"C'est mal."(=It's bad)。悪性だと化学療法の成功率が良性の60%から15%くらいにまで落ちてしまうと、どこかで読みました。毎回の検査結果は、いつも悪い方に出ています。 

2004年2月26日(木)  検査結果−リンパ腫確定

再びドリスのもとへ。血液検査の結果、他の病気の可能性がなくなり、リンパ腫であることが決定しました。今日は注射針で腫瘍から血液などできる限りを採取することに。もちろん切開して組織をとればすべての情報が手に入るのですが、サンプルをイギリスにまで送らなくてはならず、費用も時間もかかるので精度は若干落ちるものの、血液で検査をすることになりました。

ピッピは家を出る時だけは嫌がって泣くものの、ドリスのことは誰だかわかっているのか、決して泣かず、爪も立てず、大人しくされるままにしています。この物分りの良さがよけいかわいそうですが、少しでもラクになりたい一心なのであれば、今の不快感や痛みが心配されるところです。ともあれ、しばらく病院通いが続きます。

2004年2月25日(水) ピッピからのサイン

もともとピッピはチャッチャと違って抱かれるのがあまり好きではありませんでした。首筋でも撫でていればしばらくじっとしていますが、すぐに足を突っ張って降りようとします。チャッチャならDVD一本見終わるまでジッと抱かれていても平気なので、ずい分性格が違います。
(←前はいつもソファの上でゴロゴロ@発病前)

それが1ヶ月ほど前に一度、意外なことがありました。夕食後ふとソファに腰かけ、家族の食事が終わって片付け始めるのを待っているうち、私はピッピを胸に抱いたまま眠ってしまったのです。まだ寒い時期でしたので、お互い胸をくっつけ合いそこがとっても温かく気持ち良かったのを覚えています。時間にして2時間くらいでしょうか?10時近くになって目が覚めると、子供はすでにお風呂に入って寝てしまった後でした。「疲れてるんじゃないのか?」と夫に言われ、「そうかもね。」とあいまいに答えながら、胸の上にまだピッピがいたので、内心驚いていました。

「ピッピも疲れてるのかな?こんなに長い時間抱かれたままだったなんて。初めてじゃないだろうか?」 ふと、そんなことを思ったものです。もちろんその時は彼が病気だなどとは露知らず、「さぁ、片付け、片付け。ピッピも降りた、降りたぁ。」と、ソファに残し、私はキッチンに入っていきました。以来、ピッピが抱いても嫌がらず、パソコンに向かっている時など、むしろ膝に乗りたがることに気が付きました。「寒いから少しでもくっつきたいのかな?甘えん坊だね〜、体重が6キロ以上もあるのに。あ〜、重い、重い。」と、笑って相手をしていました。今思えば、これらはピッピからのサインだったのかもしれません。

2004年2月24日(火) Something not good

「You know?」 ニュージーランドのマッセイ大学を出た、かかりつけの獣医であるドリスは、言いにくそう前置きしながら、「ネコの首にこういうものができること自体、Something not goodなのよ。」と言いました。話の流れをスムーズにするために、「I know. 昨夜のうちにネットでいろいろ読んだわ。」と言うと、彼女は「知ってるのね。」と言いたげに大きくうなずき、検査の手順を説明し始めました。

@リンパ腫であるかどうかの確認のための血液検査 → Aリンパ腫であれば腫瘍から血液を採取して悪性か良性かなど更に詳細に検査 → B病気を引き起こす原因の一つとされる猫白血病ウイルス(FeLV)を持っているかどうかを検査 → C治療方法を確立。という順番になるそうで、良性であれば薬物投与となる化学療法が成功する可能性はかなり高いとのこと。いずれにしても切開手術や放射線治療をする可能性は低いそうです。

愕然とする内容ながらネットで読んでおいたせいか、私は落ち着いていました。難しい英単語がたくさん出てくる説明を、少しでも聞き漏らさないよう耳を傾けつつ、血液を採取してもらって帰宅。帰ってからはずっ〜とピッピを抱きながら初めて会った日のことを、できる限り思い出していました。あれから12年。狭いマンションに閉じ込め、キャットフードを食べさせ、ネコたちは本当に幸せだったんだろうか? それに引き換え、私たちはどんなにネコに慰められ、慕われてきたことか。

まぶたの奥には、兄のトラ猫チャッチャとピッピがニ匹並んで背中を波打たせつつ、刈り込んでいない丈の長い芝の間を歩いて行く姿がはっきり浮かんでいました。「ピッピ、何でもするから、また元気になって。ニュージーランドに行って生まれた時のように、また草の上を歩かせてあげるよ。」 
(↑日当たりのいいランドリー・バスケットの上で仲良くお昼寝@発病前)

2004年2月23日(月) これってなに?

「ねぇ、これってなんだと思う?」 膝に乗せたシロ猫ピッピの首を撫でていた私は、びっくりしてそばの夫に聞きました。それはうずらの玉子大の硬いグリグリでした。ほとんどが首の中に埋まったようになっていて目立ちませんが、周りの筋肉とは明らかに違う大きな塊です。「腫瘍かな?」「だろうね。」と、夫。夜は毎日のように抱きかかえて首筋を撫でているのに、今までまったく気がつきませんでした。しかし、この大きさ。かなり前からのもののようです。

すぐにインターネットで「ネコ、病気、首、腫瘍、こぶ・・・」など、思いつく限りの言葉で検索してみると、あっさり「リンパ腫」という言葉が見つかりました。リンパ性組織に生じるガンのことで、ネコのガンの中では一番多いこと、化学療法に勤しんでも1年半後に生存している確率は10〜15%ということもわかりました。私は関連ページを手当たり次第読み進め、どこかに少しでも前向きなことが書いてないか必死で追いましたが、その手の記述は見つけられませんでした。とにかく明日、獣医のドリスのところに行こう。 



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