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Vol.0041■アニキの帰宅 2005年2月18日
アニキが3日ぶりに帰ってきた。クルマから降ろされてバッグから出ると、ちょっと眩しそうにその辺を見渡した。なんだか茶色いアニキが白っぽく見えた。弱々しいけど、元気になった。立てなくなって、床に腹ばいになったまま唸り続けていたのとは全然違う。おいらは近くまで行ってちょっと耳の周りを舐めた。その時、急に「あれっ?」っと思った。

アニキは家に入って水を飲み、すぐトイレに行った。アニキのおしっこを調べたがっていたアイツは喜んだ。そのあとご飯を少し食べ、庭にも行った。相変わらずちょっと眩しそうだ。おいらはなんとなく後を歩きながら、不思議な気分だった。ひととおり家の中を見回った後、アニキは廊下にあるおいら専用の「王様の椅子」にひょいと乗った。

それを見たとたん、おいらは唸った。 「ウゥゥゥゥゥゥゥゥ〜」腹の底から声が出た。アニキはおいらを見下ろした。でも降りてこない。もう一度唸った時に、アイツが飛んできた。「ピッピ、ダメじゃない。仲良くしなきゃ。やっとチャッチャが帰ってきたのよ。まだ調子良くないんだから、優しくして!」と言って、おいらを抱き上げた。「ウゥゥゥゥゥゥゥゥ〜」 おいらは腕の中でも唸り続けた。止まらなかった。アイツはおいらを庭に出し、ドアを閉めてしまった。

気に入らない。おいらの椅子に座るなんて。気に入らない。ずっと1匹で静かにしてたのに。そこにひょこっと帰ってきて、うろうろ歩いてるなんて。気に入らない。トイレやご飯にアニキのにおいがする。とにかく、アニキが気に入らない! 弱々しそうな顔しやがって。 なんでだろう? ずっとこうだったのに。アイツらはアニキが帰ってきて大喜びだけど、おいらはずっと機嫌がわるい。アニキが近寄ってくるたびに、「フゥゥゥ〜」と言って威嚇して、「ウゥゥゥ〜」と唸って近づけない。どうしてなんだ?(つづく)

(←おいら、不機嫌!)

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