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Vol.0044■おいらが話せる訳−不自由な連中 2005年3月1日
なんでおいらが二本足と「話せるんだ?」と、思ってるだろう? 今回からしばらく、その話をするよ。でも、その前においらが二本足のことをどう思ってるかを話しとく。そうじゃないと、おいらが「話そう!」と思った理由がわかんないだろうから。

アイツらと10年以上暮らしてて、おいらはずっと思ってきた。「なんて不自由な連中なんだ!」と。多分、アニキもそう思ってると思う。そんなことでいちいち交信したりはしないけど、2匹で「やれやれ」と思うことはしょっちゅうさ。

まず、二本足は暗くなると目が見えない。おいらたちを踏んづけたり、蹴飛ばしたりすることもある。まったく、痛くてかなわないよ。だから、電気をバチバチつけて昼間みたいに明るくする。夜は暗いものなのに、いきなり電気をつけられると眩しくてたまんない。

鼻も恐ろしく悪い。においがほとんど、わかんないらしい。だから1人1人、1匹1匹に名前をつけて、においの代わりに区別してる。なんて面倒くさいんだ! おいらはピッピでアニキはチャッチャ。そんなの一嗅ぎすれば、どっちがどっちかなんてすぐわかるし、明るけりゃアイツらにだって2匹の違いが見えるんだろうに。今じゃ近所の四つ足にまでみんな名前がある。「イライジャ」「オブリ」「ジャック」・・・野良犬にまで「ミカ」「クロ」なんて名前がついてんだぜ! (←こいつが「オブリ」なんだと。ふ〜ん)

でも、ちょっとはわかるらしく、アイツはよく、おいらたちのキャットフードのボールを持ってクンクンやってる。あんなに強烈なにおいのトイレの砂にまで顔を近づけてクンクン。大変だよな。で、取り替えてくれんのかと思ったら、「まだ平気ね♪」と、食べ物も砂もそのまんまにして行っちまう。おーい頼むよー、取り替えてくれよー。

あと、からだがデカい分、ホントに鈍くてうるさい。音を立てずに歩けないばかりか、二本足でドカドカ歩く。声もデカい。しかも、いっつも話しててうるさい、うるさい。おちおち昼寝もできないじゃないか。おまけに子どもは歌まで歌う。キャビネットの上どころか、広いテーブルに飛び乗ることすらできない。からだも硬くて舐めらんないから、おいらが死ぬほどきらいなシャワーなんか浴びてキレイにしてる。「こんなに不自由で、よくもまあ、あんなに楽しそうに生きてるよな」、と思うこともある。(つづく)

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