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Vol.0069■おいらが話せる訳−発見 2005年5月27日
「えっ? 今、ウインクした?」 アイツが気づいた。

「偶然?それとも答えてるの?」と、思ってる。チャンスだ。普通は2回は答えないけど、この時は大事だったので、もう1回片目をつぶった。「どうだ、わかるか?」

「ピッピ! お話できるの? ママが言ってることがわかるの?」 アイツはおいらがイヌにでもなったかのように驚いて、喜びながらもジロジロだかシゲシゲだか見ている。こっちが聞きたい、「おいらが言ってることがわかんのか?」って。「わかってるよ、気づけよ。」

その後も、「前からお返事してくれてたの?」「どうしてお水飲まないの?」と、山のような質問が降ってきたけど、おいらは答えない。大事なことじゃないから。試しに両目をつぶると、さっきまで涙ぐんでたアイツはゲラゲラ笑いだし、「そっか、もう疲れちゃったよね? また、あしたにしよう」と言って、おいらをベッドに運んだ。
アイツがおいらの信号を受け取れて、まずはメデタシ、メデタシ。いくら鈍くても忘れはしないだろう。これからは、いざという時はこれで行こう。もうとんでもない薬を飲まされるのは、真っ平ゴメンだぜ。

以来、おいらとアイツは話ができるようになった。もちろん、二本足同士みたいにベラベラベラベラ騒がしい話じゃないけど、アイツがおいらに聞き、おいらが答える。アイツはおいら達四つ足が交信してることを疑わなくなり、超〜ヘタクソながらも交信しようとがんばってる。まぁ、ざっくりだけど、おいらの思ってることはわかってるみたいだ。 で、それからのことはこのメルマガにある通り。

最近のアイツは、おいらの言ってることがよーくわかってても、「ダメよ、こればっかり食べちゃ。もうお爺さんなんだから。こっちのも食べなさい」と、おいらの好きなご飯がしまってある冷蔵庫の前で待ってるおいらに、別のを出してきたりする。話せてもいいことばかりじゃないってこと。じゃ、長くなったし、この話はここまで。またニャン。(つづく)

(←最近やたらに葉っぱを集めてるみたいだけど、この辺のは集めなくていいのか?)

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