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Vol.0117■ネコが死んでる! 2005年11月15日
子どもたちが友だちをいっぱい連れて、学校から帰ってきた。子どもだけで5、6人いる。やれやれ。家の中にいてもロクなことがないので、おいらは外に出た。かわりばんこにぎゅーっと抱かれたり、急に落っことされたりするのは、かなわない。

悪気がないのはわかるんだけど、おいらはみんなが思ってるより重い。だから抱いた後、
「げっ、重っ!」
と、すぐにパッと手を離すもんだから、落っこっちゃうんだ。コワいぜ。

家の中はワイワイガヤガヤでも、サンデッキは静かなもんさ。あいつがいつものようにキッチンでうろちょろしてる。おいらはすぐにうつらうつら始めた。 しばらくして、誰かがアイツに「水がほしい」と言ってる声で目が覚めた。でも、面倒だから動かないでそのままでいた。あの声はたまに来る、髪の色がアニキみたいな色の子だ。

その時、その子が小さい声で言った。
「ネコが死んでる!」

えっ?ネコが、死んでる? どいつだ? この庭に入ってくるのはオブリ、黒トラ、ジャック、イライジャ・・・どれも殺しても死なないくらい元気なヤツら。ジャックはヤシの木に登るし、イライジャの散歩コースは屋根だ。黒トラは平気でおいらの家の中まで入ってくるし、オブリは・・・いつも話してる通り。

「ネコが死んでる!」
その子はまた言った。さっきより、ちょっと声が大きくなった。 どいつだ? 家の中から見えるところで死ぬなんて。珍し
いよな。普通、身を隠して死ぬものなのに。頭は動いてても、やっぱり面倒だから身体は動かさないでいた。

「ネコが死んでる!」
その子はちょうどキッチンに戻ってきたアイツに、びっくりするくらい大きい声で言った。

「あ〜、あれね。あれはピッピがお昼寝してるのよ。」
                        (死んでないってば→)


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