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Vol.0125■ビミョーな関係 2005年12月16日
「どこにしようかな〜」
ウロウロしてると、ちょうどよさそうな場所を見つけた。家の中だとソファーで寝てることが多いんだけど、子どもがテレビを見る時はおいらの場所がない。   (そりゃ、ソファーもいいけどさ、たまには違うとこで寝たいよ→)

それで、代わりの場所を探してたってわけ。その部屋はいつも、おいらたちが入れないようにドアが閉めてあるんだけど、きょうは開いてる。あんまり暑くなさそうだし、静かだし、ちょうどいいじゃないか。

しかも、おいらが寝るのにちょうどいいくらいの大きさに、きちんとたたんだ布まである。その上に丸くなって、あとはぬくぬくグーグーだ。よーし、ここにしよう! おいらはすぐに寝始めた。

しばらくすると、二本足の気配。
「あっ!」
おいらに気がついて、すぐに行っちまった。アイツだった。よかった、ほっといてくれて。目をつぶったままでもこれくらいはわかるさ。

隣の部屋からアイツの声が聞こえる。
「ね〜、白い方が隣の部屋にいるわよ。しかも・・・」
と言いかけると、
「なんだってぇ?」
と連れ合いのデカい声がして、すぐに、
「ピッピー!!!!!」
ときた。  

「どーして人のベッドの上の、キレイにたたんだパジャマの上で寝てるんだ? あっち行けニャン!」
と言って、ゴミでも捨てるみたいに部屋の外にポイっ。ドアもガチャっと閉まった。ちぇ、いい場所だと思ったのに。他を当たるか・・・。

おいらと連れ合いのビミョーな関係は続く。(つづく)

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