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Vol.0003■アイツとの出会い 2004年10月8日
アイツと連れ合いは、マレー人の守衛やよく見る顔の二本足と楽しそうに話しながら、おいらたちを代わる代わる持ち上げてはなで、なでては降ろしと、迷惑千万なヤツだった。「早く帰れ!しっし!」と思いながら、少しでもこいつらから離れようとしたけれど、足はズブズブ芝の中に沈むばかり。ちっとも逃げられない。

そうこうしているうちに、またまたクレーンのようにやたらよく伸びる手が空から降ってきては、おいらを待ち上げる。まったく、たまったもんじゃない。大声で鳴いてママの助けを呼んだ。ところが、ママまでアイツに首筋をなでられてるじゃないか!これにはさすがに驚いた。しかもママはあまり嫌そうじゃなく、いつも危ない時においらたちを呼ぶ、鋭い声も出さない。いったい、どうなってんだ?

確かに、あのよく見る顔の二本足はママに食べ物を持ってきたり、守衛と話してたりしてて、悪いヤツじゃなさそうだった。だけど所詮は二本足、仲間じゃない。油断はならないと思ってた。そしたら案の定、次々に仲間を連れてきては、おいらたちを見せたり、触らせたりしてる。やっぱり信用しちゃダメだったんだ!

二本足は足が二本しかないくせに、やたらにデカくて、おいらが必死で歩く30歩を軽く1歩で歩いてしまう、とんでもないヤツら。身体のもっと上の方には歩けない足が付いていて、これが手と呼ばれてる。手は歩けない代わりにいろんなことができるから、侮れない。 でも、それでなでてもらうと、怖いけど気持ちよかったりするから、ますますわけがわからない。いったいどうなってんだ? 

その時、突然アイツが、「じゃ、この子とこの子にしよう」と言って、おいらをすくっと持ち上げた。ギョッとする間もなく、おいらはアイツの片手に握り締められ、もう片方の手にはアニキが握り締められていた。(つづく)
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