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Vol.0006■ニュージーランド暮らし 2004年10月19日
ずっと、昔の話をしてたので、少し今の話をしよう。前にも言ったように、おいらは今、ニュージーランドに住んでいる。おいらが大嫌いで、二本足が大好きな風呂の水を抜くと、水が左に回る不思議な場所だ。(でもおいらは水を抜いたバスタブに降りて生暖かいお湯を舐めんのは大好きだぜ)

相変わらず、アニキとアイツと連れ合いとその子どもたちと暮らしてる。検疫所から出てきた時はあまりに見慣れない家にちょっとピピッたけど、すぐに慣れた。おいらたちはアイツらの都合で今までにも7回、検疫所や獣医に預けられたのも入れれば11回も住みかを変えてるから、引越しがなんだか良く知ってる。ぜんぜん好きじゃないけど、どうにもならないから、すぐ慣れるようになった。

慣れてみるとニュージーランドはワルくない。何がいいかと言うと、外に出られることだ。家の周りは芝なので、おいらたちは生まれた時以来、12年ぶりに芝の上を歩いてみた。今度はうまく歩ける。「芝ってこんなに短かったんだ」と初めて知った。あの頃は足がすっぽり沈んでしまって、なかなか大変だった。

他にも木や草がたくさん生えていて、他の動物の気配もするし、大きな木の上からはデカい鳥が様子をうかがってる。それに太陽と風!あ〜、懐かしい。家の中にももちろん陽が差すし、風も吹き込むけど、外と中じゃ大違いだ。家の中だといつも寒くてベッドで縮こまってるのに、なぜか外だと寒い夜でもワクワクして出かけられるんだよな〜。

アニキもそうみたいで、あんなに寝てるのが好きなのに、夜になるとどんどん外に出て行く。アイツらは「冒険家チャッチャ」って呼んでたけど、最近はおいらの方が長く、遠くまで探検してる。ずっとアニキの後ろについて、よ〜く様子を見といたので、帰り道、他のネコのにおい、もう一つの出入り口なんかがしっかり頭に入ってるんだ。ただ、芝が切れる庭の外にはまだ出てない。なんとなく、そこまでは行っちゃいけない気がする。

そんなある日、とうとう他のネコに出くわした。(つづく)
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