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Vol.0024■アニキの落し物 2004年12月21日
「おやっ?」と思いながら、床に落ちてる白い小さなものの横を通りすぎ、ヒョイっと子どものベッドに乗った。すでにアニキがいた。「あれって?」と頭で交信すると、「ああ」という返事。「そっか・・・」と思いながら、おいらはアニキと折り重なって昼寝に入った。ガァァァァという聞き慣れた音で目が覚めた。連れ合いが掃除機をかけてる。「やれやれ。」音が大きくなって、掃除機が部屋に入ってきた。その後から連れ合いも入ってきた。

「あれっ?」と、ヤツはちょっと手を止めた。だけど、すぐに白い小さなものを吸い込んだ。ちょっとだけカランという音がした気がしたけど、何事もなかったように部屋をグルッと一周して行っちまった。きょうは子どもの学校がない日で、みんな家にいる。「うかうかしてると寝そびれちまう」と、おいらは大きなのびをして、また寝入った。

次に目が覚めた時、「たいへんだ、チャッチャの歯がない!」と、連れ合いがアニキを抱いて大声を出してる。アイツや子どもが集まり、アニキを囲んだ。おいらも見に行った。連れ合いが無理やりアニキの口を開け、「ほら、ここにあった歯がないんだ」と説明してる。「ほんとだー。気がつかなかった・・・最近かな?」とアイツ。「だろうね。さっきあくびしてる顔を見て、なんかいつもと違うなーと思ったんだ。」と連れ合い。

「そういえばさっき掃除機かけてる時、大きなネコの爪を見たけど、あれって歯だったのかな?」とヤツが言うと、「ボクも見たよ。大きい爪みたいのでしょう?」と子どもも言う。「歯かな??」と二人。あれが爪なわけない、歯だ。おいらも見た。あんなにデカい爪だったらどうやって歩くんだ? 歯が減ってくのは困るけど、落ちてしまったらどうにもなんない。今まで何本も失くしたけど、元に戻ったのなんか一本もない。とうとう4本の大きい尖った歯にまで来た。おいらたちは確実に古くなってる。(つづく)

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