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Vol.0053■ストリートファイター パートU 2005年4月2日
またやっちまった。オブリとのケンカ・・・。しかも、おいらはまた肉球を切っちまったんだ。今度は前とは別の場所だけど、なんと両前足。後ろ足で立ち上がってお互いむちゃくちゃに引っ掻いたからなぁ。おいらも何発か決めたから、オブリだって痛い思いをしたはずだ。

当然だけど、アイツはカンカン。「どうしてケンカしてくるのよ! いいじゃない、オブリがうちの庭を通ろうが、昼寝しようが。仲良くしなさいよ、お隣なんだから。両足から血流してんのよ! 歩けば痛いでしょう? カーペットに血がついたらどうすんのよぉ!」 でも、おいらはカーペットに血なんかつけなかったぜ。痛いのはおいらで、アイツじゃない。だから文句を言うなって!

おいら達四つ足に「お隣だから仲良く」なんてあるわけない。大人になったら親兄弟も関係ないんだから、隣に住んでるヤツなんてもっと関係ない。自分の領分に入ってくるヤツは許さない。それだけだ。おいらとアニキだって、どっちかが弱ってる時はもう一匹が「ハァ〜〜〜」と吹っかけるだろう? ご飯を食べる順番も、寝る場所の確保も、その時の強い方が先なんだ。四つ足には四つ足のやり方があんのさ。

(←この木の向こうがオブリの家。パトロール中のおいら達)

だからオブリがおいらより1.5倍はあっても、ずっと若くても、おいらは戦う。一緒に昼寝だなんて、ありっこない。しかもヤツは前からここに住んでたから、どこもかしこも自分のものだと思ってるらしく、余計な臭いをやたらに残してくんだ。そんなの我慢できるわけないだろう。アイツだって隣の二本足がズカズカ家に入ってきて、好き勝手にやったら嫌だろう? それでも「お隣だから仲良く」なんて言うのか?

オブリにやられた夜が明けた。まだ足がジンジン痛む。でも、おいらは朝から外に出た。呆れ顔のアイツがドアを開けてくれた。まだ日が出てなかった。ちょっと前をアニキが歩いてる。おいらたちはオブリの家との間にびっしり植わってる植え込みに沿って歩いた。夜中に雨が降ったのに、ヤツのにおいがきつい。さっきまでこの辺にいたのかもしれない。もしかしたら、まだ木の向こうにいるのかも。懲りないヤツだ。その時、ガサッと音がして、アニキとおいらは同時に音がした方を見た。オブリだ!(つづく)


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