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Vol.0060■ママに会ったぜ! 2005年4月26日
「ママに会えた!」 ・・・と言っても、パソコンの中の写真でママを見ただけだけど。一緒にアニキもアネキも、おいらもいた。アイツの友だちで、おいらたちをアイツに"あげて"、ネコさらいを手伝った"よく見る顔"が送ってきたらしい。アイツはおいらを抱いてパソコンの前に座り、「ほら見てぇ♪ かわいいでしょう?これピッピとチャッチャよ♪」と、自慢した。

確かにおいらだ。確かにアニキだ。アネキのことはぼんやりとしか思い出せない。なんせ、ちょっとしか一緒にいなかったし、においもかげないし、ずっと前に交信できないところに行っちまったし。でも、ママのことは思い出せる。4匹の中で一番チビで痩せっぽちだったおいらは、いつもママを探してた。まだ目もよく見えなかったしね。ママの姿が見えないと、アニキやアネキが近くにいても不安で鳴いた。でも、ママはシロ猫だったから遠くからでもよく見えた。陽に輝くママの背中を見つけると、どんなにほっとしたことか。

「ピッピってママにそっくりだったのよ。」 アイツは時々、子どもたちに言っていた。「そうだっけ?」 おいらはちょっとしか思い出せなかった。ママがシロ猫だった以外はよく覚えてなかった。でも写真を見て、よく似てるのがわかった。シッポが茶色いとこまでそっくりだ。連れ合いに「10円ハゲ」って言われる、頭の後が丸く茶色いのも一緒だ。

「ふ〜ん。」 でも、それだけ。ネコだからね。アイツらみたいにワーワーキャーキャー言いながら、おいらと写真を何回も見比べて、「変わってない」だの「年とった」だの「太った」だの、なんだのかんだの言いやしない。ママとの交信はアネキたちと交信できなくなってかなり経ったある日、ふっつり切れた。それっきりだった。これでアニキがいなかったら、どうなってたんだろう? 「もしも」って考えるなんて四つ足っぽくないけど、アニキと一緒でやっぱりよかったのかな?(つづく)

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